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ActivePerl 5.28でCPANが起動しない
新しいActivePerlを導入しようと思いまして、ActiveStateのサイトからバージョン5.28、Community Edition for Freeをダウンロードしてインストールしました
↓サイトの画面はこんな感じ |
ダウンロードしたActivePerlのインストール終了後、モジュール類をインストールしたくてCPANを起動しました(PPMが使えなくなったようです)
↓CPANでモジュールをインストールしようとしたところ |
動かない。
メッセージを読むと、どうやら Win32::Console module が足りてないようです。 足りていないことはわかりましたが、そもそもPPMもCPANも使えなかったら、 どうやってそのモジュールをいれるのだろう? そのモジュール単体でダウンロードしてきてインストールするのだろうか? きっと、そうなんだろうな、と、思いつつ、そんな面倒なActivePerlは不便だなぁ と思い、ActivePerlのサイトを調べてみたら 初めから必要なモジュールが入ったビルドを作成してインストールできることがわかりました |
ActiveStateでアカウントを作成する
ビルドしたActivePerlをインストールしてCPANを起動してみる
自分でビルドしたActivePerl-5.28をインストール後、コマンドプロントから
>cpan とタイプしてみます |
起動しました!
試しになにかCPAN経由でモジュールをインストールしてみます |
各々、OKと表示されていて、うまくインストールできたようです |
dmake — NOT OK と表示された場合
CPANでモジュールインストール時に
dmake — NOT OK と表示されてインストールできないことがあります
これの最良な改善策はきっと他にあるのでしょうが、
こんな感じでも回避できますよ、という案をひとつ。
metacpanの以下のサイトより、
https://metacpan.org/release/dmake
「dmake-4.12.2.2.zip」をダウンロードしてきます。
解凍するとこのようなフォルダ構成になっているので、
dmake.exeをPATHの通っているどこかか、
C:\Perl64\bin、または
C:\Perl64\site\bin 等に手動でコピーします
(このdmake.exeが存在するディレクトリでcpanを実行すればよいので)
「startup」フォルダを、C:\Perl64\site\bin の配下へ手動コピー(このフォルダはこの場所)します。
自分はこれで、dmake.exe — NOT OK のエラーを回避できました
GCCが必要な場合
dmake だけではなく、GCCも必要なモジュールがあります
その際は MinGW – Minimalist GNU for Windows をインストールしておかないとエラーになります
MinGWをインストールしたら、インストールフォルダ配下にある mingw-w64.bat を実行して環境変数にPATHを追加しておきます
PPMも使おうと思えば使える
インストールパッケージをビルドするときに検索すると、”PPM”や”ActivePerl-PPM”など、PPMも追加することができます。
追加するとPPMが使えるようになることはなるのですが、
Repositoryがない、もしくは充実してないので使い物にならないのではないかという印象です |