簡単!音楽DVDからオリジナルライブCDを作る

DVDの音声を抽出してMP3に変換する

迫力満点のライブDVDの音を抽出してMP3に変換すれば、スマホや車で聞けたり、CDに焼いてオリジナルライブCDができちゃったりします。

無料のフリーソフトを3つ+Windows標準のソフトで意外と簡単に出来ます

手順としては、

  1. DVDの中身をVOBファイルでパソコンに保存する
  2. 保存したVOBファイルをMP3に変換する
  3. 変換したMP3を編集して、曲単位で分割したり、フェードアウトさせたりする
  4. Windows Media PlayerでCDに焼き込み

以上のステップです

DVDの中身をVOBファイルにしてパソコンに保存する

●使用するソフト

DVDSmith Movie Backup

このソフトでDVDのVOBファイルをパソコン本体に抜き出します

ソフトは英語表記ですが、日本語化パッチファイルを公開してくれているサイトがあり、日本語表記にすることができます。→日本語化パッチファイル

ソフトの使い方はとても簡単なので個人的には英語のままでも問題ないです

●インストール

DVDSmith ソフトのホームページから「DOWNLOAD」ボタンをクリックしてダウンロードします。

DVDSmith ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。

基本的には「次へ」で進めばインストールは終わります

DVDSmith もし日本語化パッチをこの後入れるのであれば、途中表示されるインストール先のフォルダを覚えておくとよいかと思います

●使い方

DVDドライブにMP3に変換したいDVDを挿入してDVDSmith Movie Backupを起動します

起動画面(英語)はこんな感じです。重要な部分は下部の3つの項目です
DVDSmith
Input Device: 使用するDVDドライブが表示されていればOKです
Output Folder: VOBファイルの保存場所です(好きな場所)
Copy Method: 真ん中の「Lowly~」で行い、うまくいかなかったらその下の「Highly~」で試す。そんな感じでしょうか
ちなみに日本語化パッチをあてるとこのような表記になります
DVDSmith
DVDSmith それら3つを確認したら「Start Backup」をクリックしてください
先ほどの保存場所に「.VOB」ファイルが保存されていると思います。
DVDSmith
このVOBファイルはVLCメディアプレーヤー等で再生できますので確認してみるのもよいかと思います

これでDVDのVOBファイルをパソコン本体に保存することができました。

保存したVOBファイルをMP3に変換する

●使用するソフト

Pazera Free Audio Extractor

サイトに行くと英語で色々書いてありますが、少し下にある「Download」から、使用しているPCに合うファイルをダウンロードします(OSが64bitか32bitですね)

ちなみにソフトウェア本体は標準で日本語をサポートしています

audioextractor

●インストールと使用方法

自分が使っているOSは64bitなので、「Pazera_Free_Audio_Extractor_64bit_PORTABLE.zip」をダウンロードしました。

ポータブル仕様なのでファイルを右クリックで解凍すればそれで終わりで、インストーラーはありません。

audioextractor

解凍したフォルダの中にある「AudioExtractor64.exe」をダブルクリックして起動させます

「ファイルを追加」ボタンをクリックして、先ほど保存されたVOBファイルを追加します

audioextractor

右上の「出力」は保存する場所やファイル名の設定になります。とりあえず、「入力ファイルと同じ」場所に保存される設定にしました

右下の「音声設定」で好みのMP3設定にすることができます。

自分は192kbit/s固定が好みなのでそのように変更しました

audioextractor
設定が終わったら「変換」ボタンをクリックします
audioextractor
変換がはじaudioextractorまります
変換が終了すると、指定したフォルダにMP3ファイルが出来上がっています。
audioextractor
MP3への変換はこれで完了です

MP3を編集して、分割したり、フェードアウトさせたりする

●使用するソフト

Audacity

とても有名なサウンド編集ソフトで、使い方サイトはネットに数多くあります。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを行います。

標準で日本語対応しています

●使い方
Audacityをクリックしてプログラムを起動させたら、MP3ファイルをプログラムの上でドラッグアンドドロップします。
緑色のボタンが再生ボタンなので音を聞きながら編集個所を探ります
audacity
●いらない場所のカット
波形の上をマウスで選択するとその範囲が薄い色に変わります(図だと水色)
その状態で「編集」から「削除」を選ぶとその部分がカットされます
audacity
●曲の終わりをフェードアウトさせる
カットしただけだとブツリと曲が切れてしまうので、終わりをフェードアウトさせるため、今度は曲の終わり部分をマウスで範囲選択します。
その状態で「エフェクト」メニューから「フェードアウト」を選ぶと選択範囲がフェードアウトしてくれます
audacity
●最終的にまたMP3で保存する
曲の編集が終わったら、「ファイル」メニューから「書き出し」→「MP3として書き出し」を選ぶと編集済みのMP3が保存されます。
audacity

※もしMP3の書き出しがうまくいかない時は「lame_enc.dll audacity」のキーワードで検索してみてください

この時点でMP3ファイルは完成なので、スマホにコピーしたり、SDカードに入れて車のオーディオに差し込めばデジタルデバイスで楽しむことができます

Windows Media PlayerでCDに焼く

Windowsに標準で入っている【Windows Media Player】を使って、CDに焼くことができます。

「Windowsのマーク」から「Windows アクセサリ」→【Windows Media Player】を起動させます

Windows Media Player
1、右上のタブを「書き込み」に切り替えます
2、「書き込みリスト」の場所にMP3ファイルをドラッグアンドドロップで追加していきます
3、CDアイコンの上の「書き込みの開始」をクリックすると書き込みが始まります終了すれば、オリジナルのライブCDの完成です!