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タウリン(taurine)とは
タウリンの素晴らしさは、ファイト一発!大正製薬のホームページにたくさん書いてありますのでそちらを読めばばっちりです!
ハーブでもないですしね、油で言えば動物性、ラーメンで言えば魚介系なのでしょうかね?
でも肉体疲労時には?と聞かれれば頭に浮かぶのがタウリンとその商品
個人的に気になる存在なんです
タウリンはほとんどの動物の体内に存在していて、様々な働きをするアミノ酸(厳密には違うらしい)です。
動物性の食物に含まれていて、通常の食事から日常的に摂取しています。
含有量が多い食物としては、イカやタコ、ホタテ貝などの貝類、ブリ(血合い)などの魚類、赤身の肉などになります。これらが天然のタウリンということになります
逆に植物には含まれないか、含まれていてもわずかなので、
ベジタリアンの方などはサプリメントで摂取することになります。
サプリメントで使われるタウリンのほとんどは人工合成品のアミノエチルスルホン酸 となり、日本では医薬品扱いです。
ちなみに成人の人間は体内でシステインと呼ばれる非必須アミノ酸からタウリンを作りだすこともできます。
高たんぱくな食事をしている人やプロテインをがんがん飲む人は、システインを十分持っている可能性が高いのでタウリンの追加摂取が必要ないかもしれません。
安全な摂取量は一日最大3,000mg程度らしいですが、それ以上飲んでも目立った副作用は報告されていないようです。
水溶性のタウリンは必要以上に飲んでも過剰分は尿として排出されてしまうのでしょうかね?
薬として3か月間服用しても安全とされているようです。
タウリン単体の効果
体内(特に心臓、筋肉、脳、肝臓など)において生体の恒常性維持において重要な役割と機能を持つタウリンですが、具体的にはどのようなものなんですか?というのが以下のようなものです。
●体の疲労回復
人間の細胞内で”体を動かすエンジン”として働く「ミトコンドリア」を増やしてくれる
抗酸化作用をもっており、細胞の損傷から筋肉を保護し筋肉疲労を軽減させてくれる
●目の疲労回復~目の新陳代謝をよくして目の疲れや眼病への効果がある
●動脈硬化予防
胆汁酸の分泌を促成して肝臓の機能を高めてくれる
血中の余分なコレステロールを低下させてくれる
高血圧を予防したり改善させてくれる
●うっ血性心不全の予防
心臓収縮の強さを高めてくれる
心血管系の健康状態を維持してくれる
●糖尿病のリスクを下げてくれる~血糖値を調節する機能をもっている
●神経系への効果
心を落ち着かせる効果あるとして最近有名な「GABA」。構造的にタウリンはGABAに類似しているらしく、ストレス、不安、発作などの中枢神経系のサポート効果も期待できるようです
こうして列挙してみるとタウリンというのは、生活習慣病の予防と改善に役立つ素材と言えますね
タウリンって肉体疲労時の栄養補給とか、もうひと踏ん張りしたいときに役立つイメージだと思うんですが、それはタウリンが体を正常な状態に戻してくれたり、体調を崩さないように予防する効果を持ってるからなんですね。
元気で疲れてない人が、さらなるパフォーマンス向上を求めて飲んでもあんまり効果はない気もします
栄養ドリンクとしてのタウリン
タウリンと言えば、栄養ドリング。栄養ドリンクと言えば、タウリン。
それくらい栄養ドリンクのイメージが強いですよね、タウリンは。
栄養ドリンクに入っていてもタウリンはタウリン、その効果は変わらないと思いますが、
気にしなければいけないのが栄養ドリンクには高確率でタウリンと共に
カフェインと糖分も含まれ、主成分だということ
両方とも取り過ぎは体に良くないものです。
カフェインはご存じ頭を冴えさせるものですが、タウリンはこのカフェイン効果をブーストさせる機能があるらしいです
カフェインとタウリンの相乗効果で体をシャキッとさせるのでしょうね。
せっかくタウリンには糖尿病予防効果だったり、血圧を下げてくれたりする効果があるのに、元気出したくて栄養ドリンクとしてたくさん飲むと、糖分により血糖値はあがり、カフェインにより血圧があがったりと、タウリンの効果がプラマイゼロになってしまいそうですね
タウリンというのは生活習慣病に対して効果的ではありますが、栄養ドリンクで飲む場合にはその限りではなさそうだな、というのがこの夏の自由研究でした。