購入価格:1200円(税抜き) 重さ:片足20g 厚み:前足部:5㎜、踵部:5mm※26cmサイズにサイズ調整後 |
SpEVA(スピーバ)は、従来のEVAより反発性を約20%高め、衝撃緩衝性を向上した新素材として、1999年くらいにアシックスがリリースした製品です。昨今のシューズ素材の進化からいくと息の長い素材ですね。
「着地時の衝撃を緩和し、吸収したエネルギーを反発力に変換。反発力が推進力へと変わりスピードを高める素材。」と説明書きにあるので、SpEVA(スピーバ)という名前は「Speedの出るEVA。」みたいな感じなのでしょうね。
ちなみにEVA(エチレン酢酸ビニル)はスニーカーやシューズのミッドソールに一番使われているだろうと思われる素材で軽くて衝撃緩衝性のある素材です。新開発素材や高性能ミッドソールの説明なんかでも、「従来のEVAと比較して~」という説明書きが多いです。食品の世界で例えるとビタミンC含有量比較で持ち出されるレモンみたいなものですかね。
このインソールを手で触ってみると確かに反発力を感じます。ニューバランスのRCP280に似ています。
スタイル的には多少カップ形状になっており、土踏まず部分のサポートも多少あり、通気孔も多少あいていて、表面生地も多少はグリップ力はあるのかな?みたいな感じで、、、
一言でいえば特に特徴のない普通のインソールという感じです。
しかし、それが逆にとても良い場合があるんですね。
ランニングシューズとかのスポーツ用のシューズは、例えばドロップ(つま先とかかとのソールの厚さの差)等、製品として完成されている場合も多いんですよね。そうするとスタビライザー付きとか、土踏まずサポートが大げさだったりするとシューズの良さがなくなってしまったり、どこか痛くなったりしてしまう場合もあるので、高機能なインソールがすべてのシューズを良くするわけでもなく、やはりシューズとインソールの相性は大事なところでもあります
このインソールの使い方としては、
衝撃吸収性の高いミッドソールのランニングシューズで、インソールも悪くないけど、もう少し反発性が欲しいな、と思ったらこれですね。