三菱レイヨン・A.H.F/ルネスα

エディー・バウアー・ジャパン

A.H.F/ルネスαとは

「A.H.F(指定外繊維)」は、三菱レイヨンが2001年に開発した素材で、
特殊技術により原綿生産段階でアクリルとアセテートを融合させた複合ファイバーです。
アセテートとは、木材パルプ(セルロース)を原料に、酢酸を反応させたアセチルセルロースより作られる繊維質で、 適度な吸湿性を持ち、美しい光沢があるなど、絹に似た、風合いのやわらかい素材です。

「ルネスα」は、「A.H.F」をさらに進化させ、特殊技術により原綿生産段階でアクリルとアセテートを融合させた複合ファイバーで、吸湿発熱性能を付与した機能複合繊維「ルネス」と、 マイナスイオンを発生させる特殊物質を練り込んだ繊維とを複合させたものです。そのため、両素材の特徴を併せ持ち、吸湿保湿効果や消臭性能を兼ね備えた素材「ルネスα」はアセテートが持つ吸湿性を活かした吸湿発熱効果とマイナスイオン効果により静電気を抑制し、抗菌防臭効果(酢酸、イソ吉草酸、ノネナールを消臭)もあります。

【B.V.D.】 heat edit

heatedit メーカー:B.V.D.
商品名:吸湿発熱ヒートエディット 7分丈スパッツ
素材:指定外繊維(A.H.F)35%・ナイロン35%・アクリル30%
定価:1,575円(税込)
購入時期:2010年

下着メーカー「B.V.D.」のビジネスマン専用防寒インナー【heat edit】(ヒートエディット)です。
7分丈のボトムアンダーが欲しくて探していたところ、これを見つけました。 それもセールで990円で購入できました。
特徴としては、「吸湿発熱・軽くて動きやすい・ソフトな風合い・シャープなシルエット・抗菌防臭・静電気防止」となっています。

ビジネスマン専用防寒インナーと宣言しているだけあって、あまり多くは期待できないかな、と思いましたが、 わずか0.45ミリの生地厚で薄く、やわらかくて動きやすい所は、スラックスの下に履くのにちょうど良く、 まさにビジネス用途にピッタリで、とても良いです。
しかし、良いところはその位で、暖かさに関しては、どうでしょうか、、、
例えるなら、、、感覚的に気温12~3度以上あれば1枚着ている暖かさを感じますが、 それ以下だと逆にヒンヤリ感を感じてしまう、みたいな感じでしょうか。。

そこはやはり「指定外繊維(A.H.F)35%」があやしいですよね。
レーヨンやキュプラみたいに絹に似せた素材で、同じくセルロース繊維(再生繊維)ですから、
A.H.Fの用途や特徴は、レーヨン、キュプラと似ているのではないかと推測されますよね。

A.H.Fがレーヨン等と特徴が似ているなら、
吸湿性が高いのと同時に熱伝導率も大きいということになって、
場合によっては体の熱が外に移動しやすく(接触冷感)、
ヒンヤリ感というかスースー感が生まれるのではないかと、思ったりしました。

とりあえず、都会のビジネスマンにはそれなりにメリットのあるインナーではあると思います。

【Hanes】 ヘインズ ウォームビズ 吸湿発熱 クルーネックロングスリーブTシャツ

メーカー:ヘインズ(Hanes)
素材:ベアフライスコットン40%,指定外繊維(A.H.F)ルネスα40%,ナイロン15%,ポリウレタン5%
価格:3,045円
発売:2008年

Tシャツで有名なヘインズのあったか下着ですね。
使われている発熱素材が、三菱レイヨンの「ルネスα」。

特長としては、

  • 肌にやさしいパウダータッチ
  • 衣服内の湿度を適度に保つ保湿効果
  • 汗の臭いの主成分である酢酸、イソ吉草酸、ノネナールをすばやく減少させる消臭効果
  • キトサン練り込みによる抗菌防臭性
  • 原綿への練り込みによる耐久性
  • 洗濯による風合い変化や型崩れがほとんどないイージーケア性
  • 高い静電気抑制効果。

ヘインズといえば綿シャツなので、綿が入っているのは違和感ないですよね。 ポリウレタンが入っているので密着感もありそうです。もう少し安くてもいいような気もしますけどね。