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メリノウール【MerinoWool】とは
メリノ種という羊の毛が原料の羊毛の中でも最高級とされるウール。
◆特徴
- 保温性・断熱性に優れた高品質の天然繊維。・従来のウールと比較して格段に繊維が細く、肌への当たりが優しいために チクチクしたりかゆくなったりすることがない。・ウールは汗などの水蒸気を吸着することで吸着熱という熱を繊維自体が発生させるが、 その性能は他のどの繊維よりも優れている。
- 一本一本の羊毛繊維は小さなクリンプ(縮れ)をたくさん持っており、 このクリンプを持った羊毛繊維が糸になって編み物になったときに 体積の60%もの空気を蓄えることができる。
- 繊維の棒状の表面全体にウロコのような鱗片を持つのが特徴で、 発汗量に応じて吸湿性を発揮し熱損失を抑えるため緩やかに放湿を行い、 皮膚温度の変動を最小限に抑えようとする機能を持つ。
- 最良の断熱材である空気をたくさん蓄えることで冷気を遮断し、 発汗量に応じて吸湿性を発揮してウエア内を乾いた状態に保つため、 いつまでも断熱効果を維持することができる。
- 天然の抗菌・防臭効果あり、帯電しにくく静電気がおきにくい繊維。
高機能な化繊のアンダーウェアが揃ってきた90年代には、 ウールの下着は手入れが大変、チクチクするなどの理由から、 ふた昔前のものとまで言われていましたが、 それら欠点を改善したメリノウールのアンダーウェアが最近は多く出ています。 高機能化繊素材のほとんどは、ポストウールを目指してきたのでしょうから、 当然かもしれません。
【SmartWool】スマートウール Midweight Crew
ブランド:SmartWool(スマートウール) 素材:Super fine merino wool (メリノウール)100% 重量:210g 購入価格:8820円 購入時期:2008年 |
スマートウールのメリノウールアンダーウェア。 ミッドウェイト(中厚手)となっていますが、このシリーズでは一番厚手で、 実際に他メーカーの中厚手よりも厚手です。
生地がとてもソフトでチクチクもせず、フラットシーム仕上げで体に心地よくフィットしてくれます。 文字すると同じですが化繊とはひと味違う柔らかさとフィット感です。 パタゴニアもそうだったのですが、アメリカン採寸でしょうか、 裾が短くリブなし袖が長くできています。サイズは普段はMですが、 これもパタゴニアと同じでSサイズでピッタリでした。
着た直後は少し冷たさを感じます。そして暖かく感じてくるまでに少し時間がかかりますが、 一度暖かくなってしまえばずっと暖かさが持続し、非常に快適です。
防臭性は高いですが、少し静電気が起きますね。
細かいですが、首のタグはちょっと余計な気もします。一般的なタグの形ではないのでそれほど影響はないですが。
なかなか買える金額ではありませんが、これは抜群にいいと思います。
【モンベル】 スーパーメリノウール M.W. 2007
ブランド:モンベル 素材:ウール100% 重量:175g 購入価格:5300円 購入時期:2007年 |
モンベルのスーパーメリノウールの中厚手です。
モンベルは作りが大変凝っているにもかかわらず、購入しやすい価格で提供してくれています。
フラットシームはもちろん、肩はラグランスリーブのようなデザインのスランテックアームホール、 袖口は縫い目を斜めにし伸縮性のロスを最小限に抑えるスランテックカフ、 サイド部分は縫い目のない丸編みで仕立てられています。裾は長めです。
着用感は心配していたチクチク感はほとんどなく、意識すれば腕に少しざらざら感がある程度ですが、 着ていて気になることはありません。 ウールとは思えないほど伸縮性があり柔らかく、 体へソフトにフィットし、動きを妨げることが全くありません。
化繊と違って静電気もあまり起こりませんし、痒くなることもありません。
洗濯機で洗えます。
じわ~とした暖かさをずっと感じます。自然な感じでとてもいいです。
汗をかくとぐっしょりとなりますが、綿のような冷たさを感じません。
吸湿発散性は化繊素材のほうが優れているように思いますが、 防臭性はメリノウールのほうが良いように思います。
あまりアクティブに動かない場面でも暖めてくれます。 部屋着にも最適なのではないでしょうか。
ただちょっと首周りがゆるいですね。
それに伴って袖も長めに感じるので、ひとサイズ下を買うのがいいのかもしれません。
ニュージーランド産平均繊度18.5ミクロンのメリノウールを採用しています。
購入してから2年くらいして、胸のロゴ刺繍「mont-bell」の「-」あたりの糸がほつれてきました。 その刺繍部分に伸縮性がないので無理な力がかかっているのではないでしょうかね?
アンダーウェアに刺繍のロゴは必要ないとおもいますね。
【モンベル】 スーパーメリノウール M.W. 2013
ブランド:モンベル 素材:ウール100% 重量:180g 購入価格:5300円 購入時期:2013年 |
リピート購入、モンベルのメリノウールインナーです。
2007年購入のものがへたってきたので新調しました。
作りも、値段もそのままで、変わりがありません。
むしろ、しっかりとした作りになっている気もします。
2007年版に感じた首回りのゆるさや袖の長さ感を感じません。
今の状態で比べると以前のものは少し伸びてしまっているのでそれはそうなんですが。。
そして、、やっぱり暖かいです。
用途は部屋着です。冬はほとんどこれを着ています。
薄いのに保温性がよく、化繊品にはないしっとり感と肌への馴染み感があります。
欠かせぬ1枚でございます。。
【モンベル】 スーパーメリノウールEXP. 2014
ブランド:モンベル 素材:ウール85%, ナイロン:15% 重量:235g 購入価格:7100円 購入時期:2014年 |
お気に入りのモンベルメリノウールアンダーウェア、一番ヘビーなモデルはどれほど暖かいのだ?
という疑問と興味から購入してみました。
暖かいですよ、そりゃ。
でもこれで体をよく動かすスポーツをしようとは思わないですね。ずっしりしてますし、シェイプもSmartWoolのように身体にうまくフィットするようにはなってないですし。真冬に家で薄着でいたいときか、外でもじっとしている場面に合ってると思います。
ウールだけだと、だらりとしてしまうのでしょうね、ナイロンが混合されています。強度補強かと思われます。SmartWoolはフェルト生地のような縫い方で強いですが、モンベルはふんわり重視の縫い方に感じます
【THERMO FLEECE】 スーパーファインメリノウール
ブランド:THERMO FLEECE 素材:スーパーファインメリノウール100% 重量:210g 購入価格:約3000円 購入時期:2009年 |
メリノウールの産地と言えば、オーストラリア。
そのオーストラリアで生産された【MADE IN AUSTRALIA】のダブルニット2重編みで肉厚な スーパーファインメリノウール100%のアンダーウェアです。
通販サイトでチェックしたところ、オーストラリアドルAUS$45~55程度で販売されており、 現在(2009年1月)のレートが豪ドル1$約58円ですので、旅行に行く人にお土産などでお願いすれば、 この肉厚で洗濯機で洗えるスーパーファインメリノウール100%のアンダーウェアが2610円~3190円で手に入ってしまいます。
と、一見魅力的に感じるアンダーですが、実はそうでもないんですよね。。。
サイズは、SMALL/MEDIAMの【95(16)】(38インチ)で、身頃の長さや胴回りのサイズは問題ないのですが、 腕周りが太すぎで”だぶだぶ”してしまいます。 そのためか、腕を下ろしている時は袖丈がちょうど良いのですが、腕を上げるとかなり上までまくり上がってしまいます。
身頃には縫い目がなくていいのですが、その他の縫い目はフラットシームではない上に生地が肉厚なぶん、 肌へのごろつき感をかなり感じます。特にリブになっている袖口と袖本体の縫い合わせ部分はかなり”もこもこ”になっています。
大雑把でアンバランスな作りがどうにもこうにも残念賞な一品です。
おそらくワンサイズ上の【100(18)】(40インチ)にして、アンダーの上にもう一枚着る感じで着用するのがベストだったかもしれませんが、 ウール本来のホワイト色と作りで、着た時に昔っぽい爺シャツにしか見えないのでそれも微妙です。
暖かいことは暖かいので、部屋着やパジャマにしてましたが、、、、1年後の姿が、、
まずは購入直後のシルエットです。ウォッシャブルと書いてあったので、普通に洗濯機にいれて洗濯していました。もちろん、乾燥機などには入れていませんが、、 |
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丈と袖は短く、胴回り、首回りは広くと、もうアンダーウェアとして絶対に着れないシルエットに |
メリノウールの洗濯は慎重にやらないといけないなぁと思いました |