トンカットアリ Tongkat ali Eurycoma longifolia マレーシアとかタイとか東南アジア諸国に自生するニガキ科の植物です |
ニガキは”苦木”が由来で木が全体苦いそうだ。このトンカットアリも苦いらしい。
植物の苦い成分は生薬とか抗菌や防虫に利用されることが多いです。
トンカットアリは東南アジア諸国の現地では伝統的な医学に使われていて、赤痢、下痢、消化不良、発熱、マラリアなどに使われているみたいです。実際に木の根には抗マラリア剤に使われるカシノイドという成分が入っています。
ですが、なんといってもトンカットアリが有名なのはED治療効果や性欲向上に有効と言われてるところですかね。
男性ホルモンのリーダーとも言えるテストステロンのレベルを上げる効果があるという研究結果があり、その作用によります。
男性にとってテストステロンの分泌量が多いのは思春期で、筋肉や骨格の成長を促して、男らしくなっていきます。やる気や集中力も出て、性行動に必要な作用(性欲や勃起を促すこと)も上げます
逆にテストステロンが減少すると、オジさんになっていきます。
メタボになっていき筋力も衰え、疲れやすくなって性機能も低下します。
トンカットアリが勃起不全、運動能力向上、疲労回復、ストレス緩和、媚薬的効果があると言われるのはそのような理由です。
名前のトンカットアリの聞こえも、伝説のボクサー、モハメドアリみたいで強そうですもんね。
男性にとって不可欠なテストステロンですが、量は必要ないとしても女性にも必要なホルモンです。更年期障害の改善や、不妊治療にテストステロンを使う婦人科もいるらしいです
◆注意点
ホルモンがどーのこーのハーブは注意しなくてはいけない点もあって、
ホルモンによって影響を受ける癌はもちろんですが、心臓病や血圧の薬を飲んでいる場合、抗凝固薬、血糖値を調整する薬、免疫系の薬、それらとの相互作用の可能性は高いです。
それ以外にも副作用として、落ち着きがなくなる、不眠になる、不安になる等、考えられます
基本ですが、妊娠中、授乳中の人、子供は服用すべきではないですね
◆個人的服用感想
これは完全に個人的な感想になりますが、
以前にトンカットアリサプリを1袋買って飲んだことはありますが、今は飲むことはありません。
実際に飲んでみた感想は「特に何もない」です。血行が良くなる感じはあるかな?程度でした。
その感じはカンカを飲んだ時と似ていますね。
それと、Wikiでトンカットアリの事を読んだ時の印象も大きいかもしれないですね。
品質試験をしたら限界値を超えた水銀汚染が見つかったとか、トンカットアリ入りコーヒーの中にほんとにED治療薬の成分が入っていたとか。
飲んでとっても良ければ、品質の確かなものを選べばいいだけなのですが、自分には効果的とは思わなかったし、いいニュースより悪いニュースを覚えてしまったということですね