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Saw Palmetto/ソウパルメット
別名: Saw Palmetto ノコギリパルメット Serenoa repens
ノコギリヤシは米国南東部に自生するヤシの木の一種です。鋭いとげを持ったノコギリみたいな葉が特徴です。 |
ネイティブアメリカン(インディアン)はノコギリヤシの実を、男性、女性の生殖器の障害やのどの痛み、咳などに伝統的に使用してきたそうです。
現在ではノコギリヤシは、サプリメントとして前立腺肥大症に関連する尿の症状、慢性的な骨盤痛、片頭痛、脱毛、咳、喉の痛み、気管支炎、頭痛、睡眠障害などに使われています。
人間においての効果や影響に関しての十分な科学的データや実証されたということはないそうですが、ノコギリヤシは、テストステロンなどの性ホルモンに影響を与えると考えられています
最初に注意点
ホルモンに影響を与えるので、ホルモン製剤等の薬を服用している人は要注意といいますか、飲まないほうがいいでしょうし、ホルモンに敏感な疾患(乳がんなど)を持ってる方が飲みたい場合は医師に相談する必要があります。
子供さんや妊婦さんや授乳中の方の服用もしないほうが良いとされています。
血液凝固を遅らせる可能性があるようなので抗凝固薬や抗血小板薬を服用している人、
相互作用があるようなので経口避妊薬との服用も避ける必要があります。
その他、ノコギリヤシには、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、便秘、下痢等、それぞれ軽度の副作用があることが知られています。
ノコギリヤシの効果
資料やWebを調べると、ノコギリヤシはテストステロンレベルを高めるとも、抑制するとも書いてあります。
どちらの効果もあるので”テストステロンレベルを調節したり安定させる”という表現になるのでしょうかね。
◆精力剤として
ノコギリヤシを含むサプリメントがテストステロンレベルを上昇させるという研究結果があります。
テストステロンレベルが上がると、男女共に性欲の増加の役割を果たしたり、ストレスを軽減させたりします。
ノコギリヤシに強壮作用があると言われるのはこの部分かと思われます。
◆前立腺肥大と脱毛
男性にとっては、加齢によりテストステロンのレベルが低下するにつれて、前立腺のサイズが大きくなることが起こります。この現象により前立腺が尿道に圧力をかけ、頻尿や残尿感といった前立腺肥大の症状を引き起こします。
ノコギリヤシは、ホルモンのレベルを安定させることで前立腺を収縮させ尿の症状を和らげると考えられています。
テストステロンレベルを安定させると脱毛、薄毛のプロセスも遅らせることもできます。
◆具体的な仕組み
- 脱毛、薄毛、前立腺肥大はジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの量が増えることによって起こります
- ジヒドロテストステロンは5αリダクターゼという酵素がテストステロンと結びつくことで発生します
- 5αリダクターゼという酵素は、頭部や前立腺などに存在するので、脱毛、薄毛、前立腺肥大を引き起こします
- ノコギリヤシはこの5-α-レダクターゼの活性を阻害する働きがあると言われています
DHTによる脱毛、薄毛に対する効果は男性だけではなく、女性にとっても効果があります。
それ以外にも、前立腺の癌細胞の成長を抑えるのにも役立つ可能性や、抗アンドロゲン作用、抗炎症作用、抗増殖作用など、さまざまなメカニズムが提案されていますが、決定的に証明されたものはなく、多くの研究を行う必要があるとされています
個人的服用感想
今のところ前立腺に不安はありませんので、ノコギリヤシは常用はしてませんが常備して時々服用しています。
前立腺関連の予防と、睡眠に影響しないソフトな強壮剤、精力剤として愛用しています。
副作用もないですし、それとなく効果を感じるところも良いです。