眠りに誘うハーブ達

カモミール

chamomile (chamomile、カミツレ)

北ヨーロッパ~西アジア原産

花や茎葉をカモミールティーとして飲む有名なハーブです

自分はティーとしては飲まずにサプリメントで毎日寝る前に飲んでいます
期待する点としてはやはり、リラックス効果と鎮静効果で寝やすくする安眠効果ためですね。

カモミールティーでの実験では、末梢皮膚温を上昇させて心拍数を低下させるという結果もあるみたいですね。

カモミールには、ジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類があります
お茶として飲んだり、サプリとして飲むものはほぼジャーマンカモミールの方ですかね。
薬品として登録されている国も多いのがジャーマンカモミールです。

ジャーマンカモミールの効果として言われているのは、鎮静作用以外に以下のような感じですが、

  • 抗炎症、抗菌作用(歯肉炎、口内炎、皮膚炎、花粉症、うがい薬)
  • 鎮痛作用(頭痛、歯痛、咽頭痛、月経痛)
  • 胃腸薬的な働き(吐き気、下痢、胸やけ、腹部膨張、消化促進)

実はリラックス効果が高いのはローマンカモミールの方だったりします。抗糖化作用が高く、アンチエイジングにも有効という特徴もあります。

ローマンカモミールの精油は化粧品に使用されたりとスキンケア分野にもよく使用されています。

カモミールは古代ギリシア人、エジプト人、ローマ人など、何千年もの間使用されてきた歴史があり、作用も穏やかなのでお子様用の睡眠導入にでも使えるそうなので自分は割と安心して毎晩飲んでいます。

バレリアン

Valerian (valerian,西洋カノコソウ)

ヨーロッパ原産

バレリアンの根は不眠や抗不安用に使われるハーブです。

根に脳内のガンマアミノ酪酸(GABA)を増加させる物質が含まれており、その作用により脳内をリラックス状態にするようです。

その他、更年期障害のほてりや月経前症候群(PMS)の症状を軽減さる効果もあるようです。

注意点として、
肝臓に負担をかける、抗うつ剤との併用は避ける、アルコール一緒に飲まない、等があります

バレリアンも時々飲みますが、常用はしてません。
肝臓に負担をかける点や、何よりも吉草酸のツーンとした酢酸のようなニオイがキツイですね。

パッションフラワー

(Passion flower、トケイソウ)

米国南東部~中南米原産

アメリカ大陸の先住民が鎮静剤として使用していたパッションフラワーを、16世紀頃のスペイン人探検家がヨーロッパに持ち帰り、民間医療ハーブとしてヨーロッパで広く栽培されるようになったという歴史を持ちます。

バレリアンと同様に脳内のガンマアミノ酪酸(GABA)のレベルを高める作用があり、不眠症に効果があります

ラットによる臨床試験で抗不安効果があるという結果もあるようです
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2941540/

バレリアンと同様の作用があり、あの鼻につく臭いもなく、副作用も少ないならば、パッションフラワーを選びますよね。

そんなわけでパッションフラワーは寝る前にほぼ常用しています。しかし同じものを飲み続けるのは避けているために時々バレリアンを飲んでいます。