冬虫夏草~少しホラーな生態のアダプトゲン

サプリメントとして

毎日ではないですが、定期的に服用しています。

期待している効果としては、

  • 抗酸化作用によるアンチエイジング
  • LDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロール値を上げる効果があるということなので、健康診断対策のために
  • ナチュラルキラー細胞を増やし、免疫システムの働きを強化するらしいので、インフルエンザ予防や、がん細胞をやっつけてもらうために。

そんなところでしょうかね。健康維持と予防、さらには活力を得るために飲んでいます。時々。

冬虫夏草の話題

1993年のドイツの世界陸上競技大会で、女子中距離及び長距離でメダルを独占した中国の陸上チーム「馬軍団」が冬虫夏草を使っていたということで有名になりました。

最近では、77歳で亡くなり、その歳まで現役だったらしい、あの「紀州のドン・ファン」さんが、バイアグラは使ったことがなくて、「セサミン」と「冬虫夏草」を飲んでいたという話は有名かどうかは不明です。

岩手大学発ベンチャーのバイオコクーン研究所(https://bcc-lab.jp)という所が認知症予防に対する冬虫夏草を研究しています

成分のひとつである「コルジセピン」についてのレポート(https://atm.amegroups.com/article/view/25108/html)によれば、コルジセピンには、抗炎症特性および抗腫瘍効果があり、変形性関節症、炎症性肺疾患、脳虚血、腎不全および癌の疾患において有効であるとのことです。

冬虫夏草について

冬虫夏草 学名:Cordyceps sinensis

冬虫夏草は、蛾やクモ、セミ、トンボといった昆虫等、虫に寄生して成長するキノコです。

冬は「虫」で夏は「草(キノコ)」になることから、名前が冬虫夏草といいます。

中国、チベット、ブータン、韓国、ネパール、タイ、ベトナムに自生しており、宿主になる昆虫によっても種類がかわるため、その数400種類以上もあるらしいです。

日本でも見つけることができます。

見た目が少し不気味な感じです。

伝統的な中国の漢方薬で千年以上にわたって使用されていますが、
見つけるのが難しかったので、高価でとっても偉い人しか買えなかったものでした。

中国で冬虫夏草と定義しているものは、チベットの標高3,500~5,000メートルの高山地帯で、
オオコウモリガという蛾の幼虫に寄生して育つ冬虫夏草です。

チベット族の人達は、富士山かそれより高い場所で、5月~6月の雪溶け時期に冬の間に地中で寄生された芋虫の頭からにょきにょきと棒状に発芽して地面に姿を表した冬虫夏草を必死で採取します。

それほど入手が大変で貴重なのでお金になります。1年間暮らせるだけの金額を1カ月で稼ぐことも可能らしいです。

サプリメントになる冬虫夏草は、玄米などの穀物系の原料に菌を植えつけて人工培養されたものなのでそれほど高価にはなりません。

有効成分と効果

有効成分:各種の多糖類、コルジセピン、ステロール、メラトニン

  • 抗炎症作用および抗酸化作用
  • 呼吸器系の機能を改善~肺の気道を拡張し、血液に多くの酸素を供給する
    抗炎症作用と気管支壁を緩和し、咳、喘息および気管支炎、肺気腫を改善させる
  • 血圧を調節することで、心臓の筋肉の強化、血管系循環の改善
  • がん治療~がん細胞に対して撃退作用があるため、肺がん、皮膚がんの腫瘍サイズを小さくするという報告があります
  • B型肝炎の患者の肝機能の向上長期腎機能障害のリスクを軽減
  • テストステロン(男性ホルモンの一種)の増加
  • 運動性能を向上、スタミナを高める
  • 勃起不全の治療
  • 生殖能力を高める
注意点
  • 免疫システムを活性化させ、自己免疫疾患の症状を悪化させるリスクがあります
  • 血液凝固を抑制するおそれがあるので抗凝固薬との併用はしない
  • 血糖値の極端な低下(低血糖)が生じる可能性があるため、糖尿病治療薬との併用はしない
  • 出血リスクを高めるため手術前2週間は使用しない